2017年 ホープフルステークスを振り返る

今年からG1へと昇格したホープフルステークスが行われました。

これで2017年の中央競馬が終わりとなり、良い区切りかと思いましたのでブログを始めてみました。

ブログのタイトルの通りダービーをひとつの目標と定めて、
クラシック戦線を占っていければなと考えています。

走破時計や馬体論など主観が大きく入る内容になるかと思いますが、
広い心で見守っていただければありがたいです。

 

では、早速本題のホープフルステークスですが、

その前に同距離同条件で行われた500万下の時計をみてみます。

f:id:runforthederby:20171230001150p:plain

このレースはヤングジョッキーシリーズとして施工され若手の騎手のみで行われた競走でしたが、
スタートから速いペースでレースが進み
1200の通過が1:11.4、1400の通過が1:23.3という競馬となりました。
公式ラップは誤差があることは有名ですが、3F等になると誤差は少なくなるだろうという推測の元、
上に添付したような表を利用して、スパート時の余力を考えることが多いです。
残り3ハロンまでの平均ラップと、上がり3ハロンの平均ラップをとってその比率をとっています。
今はスローペースの競馬が多いこともあり、「上がり/道中」の値が1.0を超えることの方がすくないかと思います。
そんな中、このレースは「上がり/道中」の値が1.0を切る馬が0頭という競馬となりました。

では、ホープフルステークスはどのような競馬となったのか。

f:id:runforthederby:20171230002804p:plain

前半5Fはホープフルステークスの方が速く進みました。
ただしこちらは6,7F目で緩んだ分、残り3F地点を起点に考えると
若干余力を残した形でのスパートとなったように考えられます。
しかしそれでも前半突っ込み気味での展開となり、
「上がり/道中」の値が1.0を切ったのは、掲示板に載った4頭のみ。
2歳戦としては非常に厳しいレースとなり、G1らしい見応えのあるレースでしたね。

タイムフライヤーは前走と打って変わって後方からのレースとなりました。
母父ブライアンズタイムらしく、中山の4角を素晴らしいスピード感で駆け抜けたように感じています。
パドック論としては、トップスピードにかける歩様ですが
この日はこの馬としてはキビキビと歩き、出来は良かったように感じています。
今後も上がりのかかるスタミナ比べでは上位に食い込んできそうです。

 

血統で言えば、ジャンダルムもLear FanからRobertoの血を引いていますし、
ステイフーリッシュも母方にSilver Hawkを持っています。
こういったスタミナ比べではやはり強い血統です。

時計面でみると、上位5頭は同斤で前述の古馬500万に出ても十分勝ち負けできると考えていいはずです。
今後も世代戦では好勝負必至と考えます。

ただし、タイムフライヤーもジャンダルムも四肢が短く2000M前後がいいタイプ。
皐月賞では好勝負可能かと考えますが、ダービーの掲示板はハードルが高いのではないかと考えています。

初回なので、このあたりで。